2025年6月16日月曜日
大学院入試説明会のご案内
2025年6月11日水曜日
さすがに学会参加費が高すぎませんか
GSA、アメリカ老年学会は今年ボストンで開催されるのだが、学会参加費は下記の通り。
非会員だと1024ドル、会員でも569ドルとのこと。
これまで、日本の大学教員の研究費が少なすぎる、学会にも行けない、というような議論を目にすることが多かったが、さすがにこの額は、研究費を多少上乗せしてもまったく足りないぐらいのところまで達しているように思う。
アメリカでインフレが進んでいることはもちろん理解しているのだが、さすがにこれは日本だけでなく、他の国の研究者も参加をやめたくなるような金額ではないだろうか。
個人的な感覚としては、2万5千円ぐらいなら、まぁ高いけど国際学会だから仕方ないかな、と思う。だが、8万2千円なんて、自分の中で学会参加費として払って良い額ではないと感じる。
科研費や大学の研究費で払うので自分の懐が痛むわけじゃないから大丈夫、という人もいるかもしれないが、この金額があれば実験や調査を充実させたり、論文を投稿する準備もできるわけで、大切な税金を基とする研究費の使い途として、あまりよろしくないように思ってしまう。
インフレや円安が落ち着くまで、アメリカの学会に参加するのを控えようかなぁ。それとも何か他の方法というか、抜け道とかinternational participants向けにディスカウントとかが始まったりしないかなぁ。今のままだとあまり前向きに参加できないよ。
2025年6月8日日曜日
2025年5月22日木曜日
投稿したいけどなぁ
自分の研究の中でも、分野が中途半端で、発達心理学系でもなければ老年学系でもないトピックの研究結果を、PLOS OneとかFrontiers in Psychologyとかに投稿したいけど、APCが高額で払えないから、投稿できないなぁ。
もうちょっと安ければ自費負担で投稿してもいいんだけど、あまりに高すぎる。
大学がAPCを支援してくれるのはレベルの高い雑誌に限るので、上記の雑誌やBMC Geriatricsも支援外なんだよなぁ。
ときどき、APC免除とかディスカウントしますよ、というようなメールが某出版社から来るんだけど、そこに出すしかないのかなぁ。
まずは手元のデータでずっと眠っているやつをそこに出しましょうかね。
2025年5月19日月曜日
ラジオ出演反省会
2025年5/17(土)に地元のラジオ局の番組に出演し、ペットロスのグリーフケアについて話をしてきました。
最初の10分ぐらいでだいたいこちらがしたかった話は終わってしまい、後はひたすら「こっちに振らないでください。。。」と思いながら過ごした40分でした。
だめだなぁ。だめだ。もうちょっとアドリブに強くならないとなぁ。
生放送だったので、ヘンなことをしゃべらないように、また、ペットロスという話題のことを考えると、笑ったりすることも憚られるなどなど、いろいろ考えてしまい、言葉に詰まってしまった瞬間が数回ありました。
せめてもうちょっとハキハキと喋ればよかった。
反省です。
2025年5月11日日曜日
介護負担感尺度ダウンロードサイトのご案内
昨日、ドイツのProf. Dr. Elmar Graesselからメールが来ておりまして、以下のURLで介護負担感のダウンロードサイトを作ったので参考にして欲しいとのことでした。
https://www.caregiver-scales.de/en/
尺度はいくつかの国で使用されているようですが、翻訳しただけのバージョンと妥当性を検証しているバージョンがあるようです。妥当性を検証しているのは、Arabic, Japanese, Malayのみのように見えます。
EU内だと、オリジナルバージョンできちんと信頼性と妥当性が確保されているのであれば、そのまま翻訳して使用することにあまり抵抗感がないのかもしれませんね。ここら辺りの感覚は向こうの研究者に聞いてみないとわかりません。
2025年4月29日火曜日
自律神経
今週は自律神経がやられているなぁ。土日も授業関係の仕事とか神経を使う仕事があったので、心をやすませる暇が無かったのかも。今日も授業関係の仕事してるし。
論文を書くのは、授業や大学業務の資料作成とベクトルが違うので、気分転換になるのだが、今年は去年と違って論文を書く時間が取れてないなぁ。
あまり良くない傾向だと思う。
明日の授業では自律訓練法に関することを取り上げるのだが、そもそも自律神経のコントロールが必要なのは自分自身なんだよねぇ。
2025年4月21日月曜日
2024年度に食べたラーメン
1. 博多元気一杯!!
高菜食べてしまったんですか!!のコピペで有名な博多元気一杯。恥ずかしながら、初回訪問です。
すでに店長も代わっており、あのコピペのようなことはなく、普通のアルバイトさんによる接客でした。味は博多ラーメンの中でもクリーミーなスープです。だるまとか一風堂の味よりも、うまかっちゃんの味に近い、ような気がしました。
2. Snooup鹿児島大学前店
2025年4月6日日曜日
Arch Gerontol Geriat Plusの論文が出版されました
先月から論文の印刷後レイアウトが気になっていた論文だが、ちゃんとレイアウトが変更されたものが出版されたようだ。
校正前は、図2の位置が指定した箇所と異なっており、困っていたところだが今度は指示通りの位置に挿入されている、と思う。
他にも校正ミスがあるかもしれないが、図の位置がとにかく大きな問題だったので、そこ以外の細かい箇所については多分気づいていないと思う。何卒ご容赦願いたい。
ダウンロードは以下のリンクから可能である。
Abe, K. & Nagano, S. (2025). Association of commitment to values on family caregivers’depression: Examination of the stress process model. Archives of Gerontology and Geriatrics Plus, 2, 100152.https://doi.org/10.1016/j.aggp.2025.100152
2025年4月2日水曜日
ミャンマーの写真
ミャンマーのマンダレーで地震があり、大きな被害がでている。大学関係者だと、国際関係の研究をしている人は訪問経験がある人もいると思うが、心理学系でミャンマーを訪問した事がある人はあまりいないと思う。
私は10年ほど前に、大学の業務でミャンマーを訪問したことがあるので、その時の写真をいくつか掲載しておきたい。
これはミャンマーでおそらく一番有名な寺院、シュエダゴン パゴダの写真。あまり外国人観光客はいなかったが、地元の人でにぎわっていた。
寺院はいくつも建物があり、工事中のものも多かったが、、、
この写真にあるように、足場が竹、であった。大丈夫?という印象はあったが、昔からおそらくこうやって修理してきたのだろう。
2025年3月31日月曜日
Aging Medicine and Healthcareに掲載された論文の記事について
2025年3月29日土曜日
印刷中になったはいいけど
Abe K. & Nagano S. (in press) Association of commitment to values on family caregivers’ depression: Examination of the stress process model. Archives of Gerontology and Geriatrics Plus.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2950307825000347
この論文が雑誌のホームページに昨日公開されました。
公開されたのは良いのですが、ちゃんと校正してないような気が、、、いや、してないですね。
他の論文をみると、校正に一ヶ月ぐらいかかるみたいですので、ちゃんとした論文はそれからダウンロードしていただいた方が良いかもしれません。今ダウンロードできるバージョンは私が自分で作成した原稿のままのもので、雑誌の規定に沿ってない箇所がある可能性があります。
少なくともHTMLの方のFigure2の位置はこちらの指定とは違いますし、倫理委員会に関する記述とかも査読用の記述で、不完全なままのようです。
このバージョンがそのまま公開されるとは思ってなかったですねぇ。
2025年3月28日金曜日
【ダウンロード可】コロナ禍における高齢者の外出行動の変化に関する論文について
コロナ禍における高齢者の外出行動の変化に関する論文がダウンロード出来るようになりました。
タイトル:
Changes in Japanese Older Adults’ Frequency of Going Out During the COVID-19 Pandemic
https://www.agingmedhealthc.com/?p=32222
PDFはこちらです。
https://www.agingmedhealthc.com/wp-content/uploads/2025/03/amh-2024-05-043_in-press.pdf
この論文の内容について、少し説明を加えたいと思っていますので、時間があるときにブログ記事を作成出来たらと思います。
2025年3月25日火曜日
Archives of Gerontology and Geriatrics Plusに論文がアクセプトされました
Archives of Gerontology and Geriatrics Plus という雑誌に論文がアクセプトされました。
タイトルは以下の通りです。
タイトル:
Association of commitment to values on family caregivers’ depression: Examination of the stress process model
著者:
Koji ABE and Shiho NAGANO
これ、個人的にはアクセプトまでの最短記録かもしれない。初回投稿が3/8で、アクセプトが3/25(つまり18日間でアクセプト)。土日も対応してくれたエディッターとレビュアーに感謝です。ただ、それまでに複数の雑誌でリジェクトされているので、初回の雑誌投稿からは10ヶ月ぐらい経過してますけどね。
印刷される巻号やページが決まりましたら、またお知らせいたします。
2025年3月19日水曜日
卒論と学位論文のタイトルまとめ(2025年度まで)
卒論と学位論文のタイトルまとめ(2025年度まで)
研究室選びの参考となるかと思いますので、これまでの卒論タイトルおよび学位論文のタイトルを公開したいと思います。書類からのコピペですので、もし何か間違いがあったらごめんなさい。
2019年度
卒業論文
- 「介護サービス利用による家族介護者の精神的負担軽減の検討~daily-diary methods を用いて~」
2020年度
卒業論文
- 「若者のエイジズムとその関連要因についての実証的研究」
- 「高齢者を対象とした世代間交流が主観的幸福感に与える影響-世代性に着目して-」
- 「地方在住高齢者における親族・友人への資源配分がもたらす幸福感と認知機能への影響」
2021年度
卒業論文
- 「世代間交流が高齢者の抑うつおよび認知機能に与える影響-長期継続可能な世代間交流の検討-」
- 「楽観性が高齢者の精神的健康に及ぼす影響」
- 「ソーシャル・サポートが高齢者の認知機能および抑うつに与える影響について」
- 「高齢者の閉じこもりにおける関係要因と改善法についての検討」
- 「新型コロナウイルス感染症流行下の高齢者における自己効力感が精神的健康に及ぼす影響」
2022年度
卒業論文
- 「退職準備行動が高齢者の主観的幸福感に与える影響に関する研究」
- 「高齢者における世代性セルフエフィカシーが抑うつに与える影響」
- 「高齢者の愛着スタイルとエイジズムが孤独感に与える影響」
- 「要介護高齢者の家族介護者特有の孤立感に対する緩衝要因の検討」
- 「高齢介護者の介護負担感および高齢者の防災意識への影響要因の検討-コロナ禍の影響にも着目して-」
2023年度
卒業論文
- 「家族介護者の介護継続意志に死生観および要介護者の諸症状が及ぼす影響について」
- 「家族介護者の介護負担感を介した残存能力の活用意向と主観的幸福感の関連の検討」
- 「家族介護者のコミットメントが介護負担感,抑うつおよび主観的幸福感に与える影響について」
- 「高齢介護者の日常的介護場面における孤独感・孤立感に対するストレスコーピングの様相」
2024年度
卒業論文
- 「高齢者の自己開示がウェルビーイングおよび孤独感・孤立感に与える影響の検討」
- 「セルフ・コンパッションが家族介護者の予期悲嘆に与える影響」
- 「セルフ・コンパッションが高齢介護者の抑うつ傾向に及ぼす影響の検討」
- 「高齢者の被援助志向性が抑うつおよびウェルビーイングに与える影響について」
- 「ソーシャルキャピタルを介した高齢者の介護予防動機づけがウェルビーイングに与える影響について」
- 「役割ストレッサーに対する認知的評価と経営資源に関する実証的研究 An Empirical Study of Cognitive Appraisals and Firm Resources to Role Stressors」
2025年3月18日火曜日
オモウマい店
博多に出張に行ったので、夜ご飯を写真の店で食べました。
近くのホテルに泊まり、あまり考えずに中華でも食べようかな、と思っていったのですが、どうやらオモウマい店で取り上げられたことがある店らしく、非常に混んでおり、行列が出来ていました。考えてみるとオモウマの店に行くのは、これが初めてかもしれません(と、思って調べたら、福岡の魁龍、大分の東洋軒、鹿児島の稲庭風うどん玉やは行ったことがありました。行ったのはオモウマが始まる以前ですが)。
せっかく並んだので、焼きめしともう1品頼んだところ、量が多く(三分の一で満足できる量)、泣きそうになりながら完食しました。
美味しいのですが、さすがに年を考えないといけないですよね。
2025年3月3日月曜日
次年度の研究費
次年度の研究費、経常費用(資料コピー代など)を除くと10万円ぐらいしかない気がする。
このような状況になったことがないのでどうしたものか。。。
アメリカでの学会発表も諦めるしかないよね。。。
国内の学会出張もこの状況だと厳しい。すでに発表を申し込んだものは何とか行って責務を果たしたいけど。。。
2025年2月27日木曜日
鹿児島市が火山防災研究所職員を募集しているらしい
鹿児島市の火山防災研究所の職員を募集しているらしいです。
https://www.city.kagoshima.lg.jp/soumu/soumu/jinji/shise/saiyo/annai/annai/28.html
給料は年間約600万円とのこと。年齢にもよるけど、任期付きの研究員としては結構良いのでは。
2025年1月25日土曜日
最大720字以内は厳しい
来週の月曜日が老年社会科学会の発表申し込み締め切り日なので、今日は報告要旨を作成し、申し込みを行った。
老年社会では数年前から発表申し込み時の様式が変更され、それまでの1ページから720字前後の字数制限が課されるようになった。
この字数制限がキツい。720字はあまりに少なすぎる。この720字以内で倫理委員会から承認を得たことや研究費のことを書くと本文がかなり短くなってしまう(結局今回は研究費のことは書くスペースがなかった。当日の発表ポスターには書く予定)。
もちろん、720字程度にすることで、発表申し込み時のハードルを下げ、発表数を増やしたい気持ちもわかるし、医学系の学会の様式と共通させることでメリットがあるのもわかる。
けどやっぱり厳しい。720字だと結果の欄に数値、例えば(r = .45、p < .001)を二つ三つかくことすら厳しいので「関連があった」とか「影響があった」などの表現しか使えない。それだと要旨集を見たときにどういう分析をしたのか、どういう結果だったのか、理解するのが難しいと思う。
また、学会の要旨集は、次の調査研究のアイデアを練るときに参考にしたり、分析の切り口を探すときにお手本にしたり、同じような研究をしている仲間を探したりする際に使用することもあると思うのだが、上記のような抽象的な結果しか書いていないため、そのような用途で参照することが難しくなっている。
抄録が長すぎると作成する負担が重くなるため、短い方が良いと言う意見もあるだろう。けど、もうちょっと長くても、せめて1000字程度にしてもらえるとだいぶ助かります、ということを思いながら作業をした1日であった。
2025年1月13日月曜日
印刷中だったBSFC-sの論文が刊行されたとのこと
印刷中だった論文のページ数が決定しました。
Abe, K. (2024). Validation of the Japanese version of the Burden Scale for Family Caregivers short form. Asian Journal of Gerontology and Geriatrics, 19, 51-55.
2025年1月3日金曜日
新年のあいさつと2024年のまとめ
あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。今年も何卒よろしくお願い致します。
さて、年度末にするかどうか迷いましたが、良い機会ですので2024年のまとめをしたいと思います。記憶が定かでなかったり違っている箇所もあるかと思いますが、個人ブログ内での記載ですので、大目に見てあげてもらえれば助かります。
2024年1月~3月
自分の子どもの受験が重なったため、大学入試関係はほとんどコミットすることがなく、申し訳なかった。自分としては教務より入試関係の仕事の方が好き、というか向いていると思うので機会があればまた役目を果たしたいと思う。
子どもの大学受験は、自分がこういう仕事をしているとは言え、いろんなステージを見せてくれてありがたかった。世の中にはいろんな受験生がおり、いろんな親がいる、ということをしみじみ感じた。
2024年4月~6月
これまで子どもの塾の送迎、部活の送迎、体調が悪いときは高校の近くまで車で送る、などを行ってきたが、次男だけになるとこれらの回数が大幅に減った。そこで久しぶりに論文を書いてみようと思い立ち、4月下旬から土日に論文を書く生活を始めた。
正確には覚えていないが、この時期は約2週間に1本のペースで執筆、英文校正、投稿までを行っていた。そのペースを続けることが出来れば、おそらく科研費Cをもらっている研究者の中では、かなりコスパが良い研究者となれると思うが、要修正点をかなりの長文で指摘されたリジェクトを複数もらってしまい、最後の方は新規投稿する気になれなくなってしまった。年が明けた今(2025年1月)になっても、この長文の指摘をもらった論文数本は修正が終わらず、他雑誌への再投稿に至っていない。
2024年7月~9月
2024年は学会に行かず、論文執筆に集中しようと思っていたが、リジェクトが重なり、自分の知識不足を感じたため、この時期に開催される学会のいくつかに参加してみることにした。日本心理学会と認知・行動療法学会ワークショップに参加し、刺激をもらったが、論文執筆のヒントとしてはもう少し幅広く研究を知る必要があるように思った。来年度はちゃんとGSA(アメリカ老年学会)に参加したいと思う。
リジェクトにならなかった論文のうち、いくつかは審査が終わり、アクセプト通知をもらうようになった。興味深かったのが、台湾の雑誌と香港の雑誌の違いである。台湾の雑誌は編集委員会とのやり取りが早く、こちらの要望もすぐに汲んでもらえたのだが、論文が受理された後の出版社とのやり取りがなかなか進まなかった。一方、香港の雑誌は編集委員会とのやり取りがなかなか進まなかったが、一旦受理された後の出版社とのやり取りは非常にスムーズで仕事がしやすかった。N=1なので、単なる感想に過ぎないのだが、これから論文を投稿する方にとって何らかの参考となれば幸いである。
2024年10月~12月
卒論にかかりっきりになっている時期で、毎年同じである。12/20の提出日が大晦日のようなもので、それが終わったら灰になって燃え尽きてしまった。
今年度は10月と11月に法文棟のエアコンの故障が続き、暑さ寒さの寒暖差がある日の自室の気温コントロールが出来ず、自律神経が何か調子悪いなぁ、という日が続いてしまった。12月に入る直前にエアコンの修理がやっと終わったため、卒論のピーク時にはなんとか自律神経を整える事が出来た。復活後は、例年よりも卒論の草稿を丁寧に読んで指摘することが出来たように思う。もう少し早めに修正作業に入ることが出来ればとは思うが、次年度への課題としたい。