ラベル

2022年12月9日金曜日

HADで分析するべきかJASP/jamoviで分析するべきか

心理学の学生で、自宅でもデータ分析をしたいのであれば、フリーの統計プログラムに頼らざるをえない。一応、SASのような有名なプログラムもフリーで使用出来るし、Rであればマニュアルもあるのだが、GUIが充実していないと学生には敷居が高いと思われる。

現時点で、日本語が使えて、GUIが充実していて、マニュアル本も出版されていて、学生の選択肢に入りそうなのは以下の二つかなと思う。

HAD

https://norimune.net/had


JASP

https://jasp-stats.org/


日本語は使えるけどマニュアル本がないので選択肢としては弱いけど、jamoviも悪くない。GUIがJASPと似てるので最初はバージョン違いなのかな?と思ったぐらい。

jamovi

https://www.jamovi.org/


正直言うと、学生にはすべてダウンロードしてもらって、分析の目的によって使い分けをして欲しいと思う。どちらもそれなりに特徴があって、ソフトを使うだけでも勉強になるはず。

JASPはSPSSからの移行組であれば、抵抗感無く使用出来るようなGUIが備わっている。因子分析は、SPSSよりも機能的に先に行っているので、この点だけでもSPSSから移行する意味はある。

個人的にはSEMをよく使うので、JASPにも期待しているのだが、まだRと同じようにコマンドを打ち込む形式からアップデートしていないので、なんとかなりませんか、という感じ。

SEM以外はほとんどの分析をSPSSではなく、JASPで代替しても良いのでは、と言う印象がある。

jamoviはJASPとほぼ似たような使い勝手なのだが、SEMに関してはJASPよりも使いやすい感じがする。コマンドを打ち込まなくても分析できるようだ。

ただ、これらは第三者がプラグインを作ったりしているので、現時点で必要なプラグインを私が見つけていないだけで、実は優れたGUIのSEMプログラムがあるのかもしれない。


HADはSEMを行うのであればJASPよりも良いソフトだと思う。こちらもGUI、特に出力がもうちょっと整ったモデル図がでれば最高なのだが、HADの責任というよりはエクセルの責任だと思うので、仕方ないのかもしれない。

次年度の授業でも時間があれば両方のソフトを取り上げて比較するみたいなことをするかもしれない。自分に気力があれば、の話だが。

2022年12月6日火曜日

コロナ禍における高齢者の生活とこころの健康に関する研究にご協力いただいた皆様へ

 本研究室で実施しております、コロナ禍における高齢者の生活とこころの健康に関する研究(研究代表者 鹿児島大学 安部幸志)にご協力いただきありがとうございました。

本調査はアイブリッジ株式会社に委託して実施するものであり、本研究室が回答者の皆様の個人情報を得ることは決してありません。こちらが扱うデータは、すべてアイブリッジ株式会社にて匿名化され、IDが振られたもののみとなります。

2022年度はアイブリッジ株式会社を通じ、数回調査を実施させていただいております。ご多忙のところお手数をおかけして申し訳ございませんが、コロナ禍における高齢者の精神的健康の維持・向上を目指して、研究室一同努力していく所存ですので、複数回の調査についても、何卒ご協力下さいますようお願い申し上げます。

なお、調査におけるリクルーティングの基準、配布・回収方法等については、当研究室ではわかりかねますので、委託先にお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。

いよいよ年の瀬も迫り、お忙しい日々をお過ごしのことと存じますが、何卒ご自愛下さいますようお願い申し上げます。

安部

2022年11月3日木曜日

アメリカのタイ料理

 


基本的に料理を残すのは嫌いなので大抵全部食べるようにしているのですが、さっきアメリカのタイ料理屋で食べたパッタイは無理でした。久しぶりに絶望感を味わいました。

正直、4分の1で十分なくらいで、なんとか半分近くは食べましたが、もうそれ以上は無理、でした。

ビジネス街のお店なのですが、この量を普通のサラリーマンやOLがランチとして食べてるという事実が怖すぎますね。


今回、シカゴからの乗り継ぎでインディアナポリスに来ているのですが、中西部のobesity度は半端ではなく、長距離が歩けないため空港では一見健康そうな中年期の方が乗る車椅子の列が凄い事になっていました。コロナの影響なのかもしれませんが、なんとかしないとマズイ状況にあると思います。

まずはレストランでサーブされる料理のデフォルトの量を半分にする事から始めても良いんじゃないかなぁ。。。




2022年9月9日金曜日

Stataで因子分析をする方法ー因子負荷量をソートする(並び替え)

 前回の記事でStataを使った因子分析について書いてみたが、やはり因子負荷量が数値順になっていないと解釈しにくいし、Excelにコピペして論文用の表を作るときも面倒くさい。

そこで便利なのがユーザー開発のコマンドで、探せばかなりの数があり、無料でインストールして使用することが出来る。

因子分析後の因子負荷量の並び替えをするコマンドは、sortl。このコマンドをfinditで探してインストールし、実行すれば、以下のように数値順で並び替えたものが出力される。



2022年9月7日水曜日

Stataで因子分析をする方法

StataはWin, Macの両方で使用出来る統計ソフトで、一つのソフトで基礎的な分析から構造方程式モデリング、マルチレベルモデリングなども可能なソフトです。

心理学分野ではあまりユーザーは多くなく、どちらかといえば経済学、社会学にユーザーが多い印象があります。

ただ、1. 一つのソフトで全部まかなえる事、2. 海外の査読者に統計手法を説明するときに楽な事、3. マニュアルが揃っている事(英文だが)、4. 新しい分析手法を積極的に取り入れている事、など導入メリットが多く、心理学分野でも今後人気が出てくる可能性はあると思います。

現在出版されているマニュアルの多くが英語であったり、英語バージョンのソフトをもとに執筆されていますので、多くの人は「Stataって日本語化されてないんでしょ?」と思っているかもしれませんが、最近のバージョンではメニューが日本語化され、ほぼSPSSと同程度の使い勝手になっています。

しかしながら、SPSSに慣れた人にとっては、操作方法や出力の違いが気になると思いますので、今回は心理学でポピュラーな多変量解析方法の一つである、因子分析を例にとってStataの操作画面を説明したいと思います。

なお、私自身はStataの1ユーザーでしかないですし、統計解析の専門家でもありませんので、間違っている箇所もあると思います。あくまでも参考としてお考えください。


1. データの読み込み


Stataが読み込むことの出来るデータ形式は思ったより多いのですが、一番楽なのは、おそらくExcel形式のデータを読み込むことだと思います。




Stataを起動したら、ファイル>インポート>Excelシート形式(.xls, .xlsx)の順に選ぶとExcelファイルを読み込むことが出来ます。読み込む前にExcelの方で、シートの数は一つだけ残して保存し、変数名はすべて英数字にしておく方が良いと思います。




一応、どのシートから読み込むのか、も選べるのですが、この手の統計ソフトはすぐに不安定になるので、データの構造は出来るだけシンプルにしておきたいところです。1行名を変数名としてインポートする、というところにチェックを入れてからOKを押すと読み込みが終了します。


2. 因子分析ー因子の抽出編

因子分析を行う際は、統計>多変量解析>因子分析/主成分分析>因子分析の順に選ぶことになります。このメニューが日本語化されて、だいぶ楽になったように思いますね。



次にすることは、どの変数を使用するのか、ということです。ここのインターフェイスは、まだあまり洗練されておらず、使用する変数を一つ一つクリックしていかなければなりません。シフトを押しながら一気に選択、もできません。大量の変数を用いた因子分析をする際はご注意ください。




変数を選んだら、抽出方法を選びます。主因子、主成分、最尤法などがあります。もう少しオプションがあっても良いように思いますが、結局使用するのは主因子法、主成分分析、最尤法が多いと思いますので、これだけでもそんなに困らないのではと思います。

保持する因子の最大数、という箇所にチェックを入れることができるのですが、ここにチェックを入れると抽出する因子数が固定されます。じゃあ100と入れたら因子数が100個抽出されるのか?と思うのですが(項目数以上は設定できません)、不適解が出たら計算を終了しますので、普通の因子数を決めない探索的因子分析をしたときの解が出てきます。




これでOKをしたときの出力がこちらです。3因子が抽出されています。
メニューは日本語化していますが、出力はまだ日本語化されていません。
固有値(eigenvalue)や因子負荷量(factor loadings)など、基本的な因子分析関係の英単語を覚えておかないと意味がわかりにくいかもしれません。
ここで判断しないといけないのは、因子数がこれで大丈夫か?ということです。
この分析では6項目で分析しているのですが、3因子だとちょっと多いかもしれません。



3. 因子分析ースクリープロット編

因子数を決定する方法はいくつかあるのですが、今回はスクリープロットを使って検討してみたいと思います。
因子のスクリープロットを出力するためには、上記の因子の抽出関係のコマンドではなく、統計コマンドの一番下から2番目の「推定後の分析」を選択します。



推定後の分析から、「因子分析のレポートとグラフ」をクリックすると、いろいろなオプションが出てきます。この中で「固有値のスクリープロット」を選んで「開く」を押すと下の画面になります。



ここでも様々なオプションがあり、どこをどう設定すれば良いか迷ってしまうのですが、ここはデフォルト、つまり何もいじらずにOKをすれば大丈夫です。
そうするとこのような画面が出てきます。



これまで因子分析をした経験がある人であれば、この図の意味はわかると思います。簡単に解釈すると、固有値のプロットが急角度で下がっているところか、固有値1以上の因子のみ解釈するか、というのが一般的だと思います。この図だと、2と3の間で急角度で下がっていますし、固有値1以上の因子数は2ですので、今回は因子数を2として解釈した方が良さそうです。

さっそく因子分析コマンドに戻って、最尤法を指定し、抽出する因子数を2に固定(最大数=固定と思ってください)して分析します。



2因子に固定して分析した結果が下の画面です。分析は正常に終了していると思いますが、因子の解釈はこのままだと難しいです。他の統計ソフトだと、因子の解釈を行うために因子の回転方法を指定し、因子構造や因子パターンをチェックするのですが、Stataの因子分析コマンドでは回転を指定する箇所はありません。
Stataで因子を回転させるためには、スクリープロットと同じく「推定後の分析」を選ぶ必要があります。



4. 因子分析ー因子負荷量の回転編

さきほどと同じく、推定後の分析から「因子負荷量を回転する」を選ぶと下の画面になります。
直交回転としてバリマックス、クォーティマックス、エカマックス、斜交回転としてプロマックス、オブリミンなどSPSSよりも回転手法の選択肢が多いです。
使用頻度が多いのはプロマックスが多いと思いますが、注意事項としては、プロマックスを選ぶと「指数」という数値を入れるところが出てきます。これは因子間相関に関連する数値で、SPSSではカッパに当たります。SPSSではカッパ=4がデフォルト、SASではカッパ=3がデフォルトになっています。今回はSPSSの出力との比較を行うため、カッパを4として分析します。
オプションの箇所でKaiserの正規化を適用する、回転する因子または成分の数を指定する、にもチェックを入れると、SPSSの結果と類似した結果になると思います。



このコマンドを選択してOKをすると、プロマックス回転後の結果がやっと出力され、いつものように因子分析の結果を解釈するモードに入ることが出来ます。

5. StataとSPSSの出力比較とまとめ

最後にStataの出力とSPSSで同じように分析した出力結果の画像を貼っておきます。
Stataは小数点以下4桁ですので、少し比較しにくいですが、因子1への因子負荷量が変数1は0.0280、変数2は0.7857、、、でSPSSでは因子1への因子負荷量が0.028、変数2は0.786、、、となっており、ほぼ同じ結果になっていることが読み取れます。





Stataが本領発揮するのはもう少し難しい分析手法からだと思うのですが、因子分析もしようと思えば出来るんだぞ、ということが言いたかったので記事にしてみました。ユーザーインターフェイスはさすがにSPSSの方が洗練されていると思いますが、因子分析の結果をもとに構造方程式モデリングやマルチレベル分析を行うのであれば、使用統計ソフトの一貫性を保つ意味で、Stataを使用するメリットがあるかもしれません。

以上です。







2022年8月28日日曜日

Spotifyで聴いているもの

 コロナによってあまり外出できなくなってしまったので、それまで敬遠していたサブスクを試してみようと思い、ちょうど1年前ぐらいにSpotifyに登録してみた。

せっかくサブスクでいろんなジャンルの音楽が聴けるので、どうせなら今まで避けてきたジャンルやあまり詳しくないアーティストも聴いてみようと考え、何にするか悩んだ結果、アイドル、しかもあまりメジャーではないアイドルの楽曲を聴いてみることにした。

最初はちょいメジャーなアイドルグループから聴いてみたのだが、誰がどのパートを歌っているのかわからない曲はちょっと合わず、一人一人のパートがはっきりしている方が好みであることがわかってきた。

もともとロックが好きなので、ロックっぽいアイドル曲を最初は好んで聴いた。

例えば、初期「BiS」や「ZOC」。

ZOCは事前知識無し、ビジュアルも一度も見ずにSpotifyのおすすめで出てくるので聴いてみたら、やたらドラムが良くって、「あれ、これ打ち込みじゃないよね。生ドラムだけどやけに手数多くて良いね」と思ったらドラムは例の人だった。


初期BiSは曲が良くって、もっと聴きたいなぁと思っていたのだが、もうとっくにメンバーが入れ替わり、別のグループになっているので、一通り聴いたら次のグループを探し始めた。

探すと言っても、YouTubeは使わず、Spotifyの中でしか探さなかったのだが、次に自分なりにヒットしたのは「ヤなことそっとミュート」と「CYNHN」だった。特に「ヤなことそっとミュート」の「Lily」という曲が良いと思った。「ヤなことそっとミュート」の曲は基本的にACIDMANっぽい曲が多いのだが、この「Lily」だけ、何故かindigo la Endっぽく、転調が繰り返されて聞き飽きない構成になっているのが面白い。

結局、最初の半年間で、Spotify使用中にもっとも再生回数が多かったのはこの「Lily」だった。


その後、「ぜんぶ君のせいだ。」や「悲撃のヒロイン症候群」、「WILL-O’」などのグループが時々曲の構成が複雑であったり、転調する曲を歌っているのを見つけたのだが、なかなかそれ以外を見つけられなくなり、昔自分が好きだった曲をSpotifyのリストに入れるようになった。

特に90年代後半から2000年代前半の曲をリストに入れていたのだが、そこから関連する曲として「禁断の多数決」の曲が出てくるようになった。最初はなんじゃこれ、と思って聴かなかったのだが、聴いてみたらスーパーカーをポップにした感じで大変良かった。

これまで出てきたアイドルグループについても、一応YouTubeで確認したことはあるのだが、楽曲優先で好きになっているので、あまりビジュアルには興味が沸かなかった。しかし、「禁断の多数決」はビジュアル、というかパフォーマンスも面白くて、初期段階でもうちょっと話題になっても良かったのでは、と思った。

ここまでが4月辺りの話で、「禁断の多数決」以後、なかなか次が見つけられていない。学生さんでお勧めのアイドル曲(曲の構成が複雑か、転調がある曲)があったら教えて欲しいと思う。


じゃあ、今は何を聴いているのかというと、7月頃からは他のジャンルにも手を広げようと思い、アジアのインディーズロックを主に聴いている。韓国とタイのインディーズは面白いのだが、他のアジア諸国はなかなか好みのものを探すのが難しい。しかし、大量の音楽の海を泳ぐのは非常に面白いので、また時間をかけて探していきたい。

2022年8月11日木曜日

王様ランキング

 夏休みなので、漫画を大人買いして子どもと一緒に読む、ということをやってみた。

今回購入したのは「王様ランキング」。

令和のドラゴンボール、と言われているらしいが、事前知識がほとんどない状態で一気読みした。

結果、買って良かった。

中高生向けじゃなく、もうちょっと下の世代向けなんだけど、何回か読み返してみたいストーリーだと思った。これ、小学校の図書室とかに置いてもいいんじゃないかなぁ。

一番好きな回は、本編じゃなくて単行本のおまけの読み切りの回で、貧しい子どもを救うために単にお金を与えるのではなく、教育しつつ生活に必要なお金を貸与することで、貧しさのサイクルから抜け出すことを手助けする、という話。現代の奨学金の仕組みをわかりやすく説明していただいている気がしました。

2022年7月3日日曜日

老年社会2022

 日本老年社会科学会の対面式の学会に久しぶりに参加している。やはり対面式だといろんな刺激を受けて良いね。オンラインだと仕事をしながら参加しがちだし、ある程度空間的に束縛されることで集中して考えることが出来るので、やはり対面式の方が好きだなぁ。


本務が忙しすぎるとオンラインの方が良いのかもしれないが、個人的には時間を作って対面で参加する方向に舵を切りたいと、今のところは考えている。


ところで、現地で後輩とも話をしたのだが、老年社会科学会の課題についても、対面で参加する事で考える良い機会となったように思う。

個人的には大きな課題が二つあると思っていて、一つは会員数の減少である。若手、というか今の学生さんはコスパを気にする人が多いので、学会に所属するメリットをわかりやすく提示する必要があると思う。資格関連のメリットがあるのが理想的だが、それが難しいのであれば研究のメンターなどを創設し、所属を超えてアドバイスが貰えるような仕組みがあると良いような気がする。

もう一つの課題は、研究の閉塞感で、大きなプロジェクトによる研究が類似した内容を測定しているため、出てくる結果も似たようなものになってしまっている、ということである。本来なら各大学や各地域の特徴に合わせたオリジナリティのある研究結果を見たいのだが、税金を使った研究だとどうしても保守的になってしまう。自分自身もやや保守的な人間なので、結果をイメージしやすい調査をしてしまいがちなのだが、そりゃそうだよね、という研究結果ばかりだと発展性に欠けてしまう。


研究の継続性も重要だが、オリジナリティのある、イノベーティブな研究も立ち上げていくことが必要だろう。とりあえずはパイロットスタディでも良いので、自分自身でも取り掛かってみたいと思う。



2022年6月13日月曜日

IAGG2022のポスター

 IAGG2022のポスター発表がやっと見られるようになったんだけど、自分自身を含めてBehavioral and Social Sciences(心理学とか社会学とか福祉学がメイン)のセクションで、日本からの発表が4つしかない。


え、皆さん参加してないのかな、、、登録方法がちょっとややこしかったしなぁ、、、と思ったのだが、内容によってCOVID-19とか他のセクションに移動してるだけ、のようである。


今回のオンライン学会は国際学会であり、アルゼンチンで開催されているからか、口頭でのシンポジウムはスペイン語と英語の同時通訳が行われている。発表者もヒスパニック系の方が多く、アメリカの大学からの発表であっても、スペイン語をしゃべっていたりして、南米の学会っぽさがあって興味深い。


南米に行く機会はあまりないと思っていたので、本当はアルゼンチンに行ってみたかった。次は4年後にオランダのアムステルダムで開催されるらしいので、今後こそ現地で参加してみたいと思う。




2022年4月29日金曜日

APAのウェビナー参加

 昨日、というか今日の朝、APAのウェビナーに参加しました。

これはAPAの学会会員ならば無料で参加可能なウェビナーで、外国の会員も出席出来るものです。

参加したら以下のような証明書を頂きました。




内容は興味深いものだったのですが、スタートが現地時間ベースで企画されているため、午前2時スタートでした。頑張って起きて聞いていたのですが、さすがに辛かった。。。

そういえば、一昨年、ウェブ開催のAPAやGSAに参加したのですが、これらもスタート時間が現地ベースなので、発表を見に行ったりシンポに参加するのが辛かったことを思い出します。

20代ぐらいまでは多少無理しても大丈夫だったのですが、さすがに歳を感じますね。。。

2022年4月22日金曜日

IAGG2022のRegistrationについて

 来週の金曜日がIAGG2022のRegistrationの締め切りですが、登録しようとしても登録できない、というパターンにはまってしまい、その後解決したので経過を報告します。


まず、IAGGの登録は,以下のURLから入ります。

https://iagg2022.org/en/registration/


その後、IAGG2022を取り仕切っているMCIグループ(軽度認知障害ではない、老年学系の学会なので間違えやすいかも)のIDを取得して、登録作業を行います。

MCIグループについてあまり聞き慣れないので、IDを作ったりすることに少し抵抗感がありますが、コンベンション業務などの会社で、そこそこ大きい会社のようです。

https://www.wearemci.com/ja-jp


問題は、このMCIグループでのクレジットカードを使った登録作業の時に発生したのですが、VISAとマスターカードの両方とも、使用しようとするとエラーが出て登録できなくなってしまいました。

そこで、しばらくしてからIAGGのサイトから進んで再度挑戦しようとすると、今度は登録そのものは出来ているが決済が出来ていない、という状況になってしまい、再度クレジットカード番号を入力してもダメでした。


クレジットカードの決済エラーが出るようなサイトで、何回もクレカの番号を入力することにも抵抗があるし、もし複数回決済されて、後から大きな額が請求されたらめんどくさい(クレカの会社が保証してくれることはわかっているのですが)と思って1日放置してしまいました。


しばらく経って、数年前に海外通販で決済が出来なかった時のことを思い出して、再度チャレンジしてみました。その時の記憶だと、いくら決済しようとしても出来なかった理由は、クレカの会社が海外の怪しい会社や信頼性が低い会社への決済を独自に止めていたためで、クレカの会社に電話連絡して「○○の会社への決済をしたいのでセキュリティを緩めて下さい」と申告したら決済できるようになる、というものでした。


今回利用したクレカの会社では、電話連絡の必要はなく、メールやサイト経由で連絡できるようにシステムが進化していたため、サイト経由で申告したところ、「24時間はセキュリティを緩めるので、その間に決済して下さい」とのこと。

この連絡が来て、すぐにIAGGのサイトから登録作業をすると、問題なく決済まで終了すること出来ました。


こういったセキュリティを強化するのは、もちろん必要なことだと思いますが、エラーの理由について教えて欲しいですよね。複数の会社が絡んでいるので、どこのプロセスでエラーが発生しているのか判明しないと解決しようがありません。クレカの会社によっても対応が違いますしね(私の場合、VISAは対処できず、マスターカードのみで今回は対処可能でした。お使いのクレカ会社によって対応が異なりますので確認して下さい)。


2022年3月21日月曜日

大学院博士課程の受験について

 以前、院生から聴いた話なのですが、専門職学位だと博士後期課程へは出願できないのでは?と考えている人も結構いるようです。


大学院博士課程の募集要項を見て欲しいのですが、、、

https://gs.kadai-houbun.jp/engine/wp-content/uploads/2021/11/bosyu-2022-d-2.pdf


この11ページ目の出願資格の最初に書いてあるように、当然、専門職学位であっても問題なく出願できます。



なお、受験して合格するかは別問題で、修士の学位であっても専門職学位であっても平等に審査します。


また、「心理学分野」の研究で博士の学位を取得したい場合、どこのコースに出願すれば良いかですが、、、



募集要項の28ページにあるように、「地域政策コース」を志望して下さい。
この図で言えば、下から3名が心理学分野の教員です。

教員は、実験、社会、臨床(発達)系の教員がおりますので、受け入れ可能かどうか、またどのような指導をするのかについては、問い合わせをして下さい。

私自身の考えとしては、博士後期課程はもう大人ですので、細かい指導をするというよりは、調査や実験のデザインを微修正したり、投稿論文が査読に耐えうるよう補強するのが後期課程における指導の中心となるべきと考えています。

ですので、自律して研究を進めるのであれば多少の専門の違いがあっても受け入れ可能です。
もちろん、教員と共同で老年心理系の研究をしたい、という方も歓迎しますので、いずれにしても受験を検討している方は、まず相談して頂ければと思います。






2022年3月15日火曜日

共通教育(地域防災学実践と防災フィールドワーク)

 2022年度は、共通教育の授業のうち、「地域防災学実践」と「防災フィールドワーク」の共同担当教員になる予定です。

これらの授業は一見すると理系科目のようですが、法文や教育からも毎年履修する学生がおりますし、内容も特に理系の知識が必要な授業ではありません。

鹿児島という地域を存分に感じることができる授業ですので、せっかく鹿児島にいるんだから・来たんだから、鹿児島ならではの大学の授業を体験したい、と考えている学生にお勧めです。

これから他の先生および市役所と詳細を詰めていきますが、この授業の履修者は、普通では体験できない桜島での防災訓練にも特別枠として、スタッフ側で参加できる可能性もあります。

法文の学生にも声をかけて誘いたいのですが、1,2年生を対象とした多人数の授業がないため、ブログでのお知らせとなりました。検討してみようかな、と少しでも思った人は、今後、共通教育のお知らせや掲示板などをチェックして頂ければと思います。



この写真は2021年度の桜島での防災訓練の写真です。この授業を履修した学生が、避難所の入り口で体温測定や受付をしているのがわかると思います。このように、訓練といっても担架を運んだり車を運転するというようなことはしませんのでご安心下さい。



2022年3月7日月曜日

新入生向け情報2022

 これ、2年前に受験生向けに書いたブログ記事なのですが、現在でも通用するところがありますので、新入生向けに貼っておきます。


https://abelabo.blogspot.com/2020/02/blog-post.html


・追加(1) 遠隔授業のために

次の新入生向けとしては、2022年度もコロナの影響でオンライン授業が実施されますので、自宅・下宿用にWi-Fiの契約をしておいた方が良いと思います。どのWi-Fi会社が良いかは地域によって異なりますが、多くのオンライン授業はオンデマンド授業(ダウンロードして好きな時に視聴する)ですので、最速の回線を契約しなくても良いと思います。

中にはスマホで視聴しようと思っている人がいるかもしれませんが、パワーポイントやエクセル画面をZOOMで共有して説明する授業も多く、スマホの画面だとはっきり見えないため、パソコンから視聴できる環境をつくっておいた方が良いと思います。


・追加(2)授業の履修について

授業については、1年生は法文学部だけでなく、共通教育の授業も履修することになります。最初の半年は初年次教育といって、大学で学ぶための基礎力トレーニング(筋トレみたいなもの)の授業が多く、選択できる授業が少ないのですが、いきなりマラソンを走ったら倒れるのと同じく、専門の学びを深めるためには基礎力が必要ですので、まずは目の前の授業に集中して頑張って欲しいと思います。

語学については、どれを選択するかは完全に好みで良いと思うのですが、少しでも情報が欲しい人は、同じコースや同じ学科の先輩に聞いてみるのが一番確実です。履修確定まで少し時間がありますので、その間にサークルに入ったり、同級生にLINEで相談したりして情報を集めて下さい。ただし、人によって考えや感じ方は違うので、最終的には自己責任で判断して下さい(とにかく楽な授業が良い!と言う人もいますし、しっかり勉強したい!と言う人もいると思います)。



2022年2月28日月曜日

科研の結果

 科研費、申請した分は採択されていた様子。一安心。

期限延長している分も併せて、次年度は気合いを入れて研究せねば。

2022年2月13日日曜日

IAGG 2022 Virtual 12-16 June

国際老年学会での学会発表を申し込もうと思って手続きをしているのだが、アルゼンチンの会社が取りまとめをしているため、少し苦戦してしまった。 

https://iagg2022.org/en/home-site/

発表申し込みをするためには、まず新規IDを登録しないと行けないのだが、仮発行されたURLをクリックしても認証が進まず、広告ブロックのプラグインを止めても、ブラウザを変えても進まないので、もうダメなのかもと諦めるところだった。日本からだと認証できない可能性もあり、それであればここで時間を取って苦労しても仕方ない。

だが、どうやらサーバーに登録されるのに少し時間がかかるらしく、10分ほど後に認証URLをクリックすると、問題なく認証され、アブストラクト登録画面に進むことが出来た。

日本の感覚だと、認証なんて一瞬で出来ると思って行動していたのだが、自分の感覚がグローバルではないのかもしれない。


その後、アブストラクト本文の投稿をしようとしたのだが、規定では350words以内、となっていたのに、いざ投稿画面に入ると「Character count: 0000 / 3600」となっていた。単語数じゃなくて文字数やん。どういうこと?と思いながらも、事前に350wordsちょうどに作っていたアブストラクトを入れてみると、2200/3600となり、かなり余裕がある状況であった。

これなら無理して文章削らなくても良かった。。。

悔しいので、 削った数値、例えばF(2, 1581) = 15.82, p < .001とかを復活させて、350wordsならオーバーしてるけど、3600character以内に収まるように編集したものを投稿した。


今回の学会の投稿料は40USドルであった。仮登録後、まず投稿料を支払ってから、アブストラクト本文を登録する、という仕組みである。ウェブの設計の問題かもしれないが、抄録本文を登録する前に投稿料を支払う必要があるのは、ちょっと違和感があった。本文を入力して、規定に沿った形で投稿できそうなことを確認してから最後に支払う、というプロセスの方が良いのではないだろうか。

その感覚もグローバルではないのかもしれないなぁ。多様性を認めないといけないのかもしれないが、最初に登録できなかったことでの不信感があったので、少し戸惑ってしまった。日本やアメリカの学会だとこういう仕組みで登録することってなかった気がするんだけどなぁ。

2022年1月29日土曜日

やるべきことが多すぎて停滞中

年度末になり、これまで先延ばししていたこと、やるべきことが増えすぎてしまって、仕事がかなり停滞中になってしまっていると思います。

おそらく、忘れている仕事や、忘れてはいないけど手が付けられていない仕事があると思うので、私が関与する仕事で、急ぐ場合は教えてください。