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2024年7月16日火曜日

日本語版 Brief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の作成と信頼性・妥当性に関する研究について

本日、日本語版 Brief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の作成と信頼性・妥当性に関する研究論文が発行されました。


Abe, K. & Tomiyama, K. (2024). Development of a Japanese Version of the Brief Ageing Perceptions Questionnaire and Its Validity and Reliability. Journal of Ageing and Longevity, 4(3), 200-208.

https://www.mdpi.com/2673-9259/4/3/14


【本研究について】

これまで、わが国ではエイジズム(年齢による偏見やステレオタイプ)を測定する尺度として、Fraboniエイジズム尺度が使用されることが多かったのですが、高齢者自身のエイジズムを測定する尺度は少なく、信頼性と妥当性のある尺度の開発が求められていました。そこで本研究では、高齢者自身に対するエイジズム尺度の中でも、もっとも発展可能性があると言われているBrief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の日本語版を作成し、その信頼性と妥当性を確認することができました。海外では英語圏以外でもB-APQを用いた研究が報告されつつあり、この日本語版B-APQを用いて研究を進めることによって、高齢者自身のエイジズム、そしてそれがウェルビーイングにどのような影響を与えているか、国内だけでなく国際比較を視野に入れた研究に発展することが期待されます。


【尺度について】

日本語版の尺度項目は、論文のSupplementary Materialとして上記ウェブページからダウンロード可能です。


【著作権について】

こちらの尺度は、著作権は放棄しませんが、研究・教育目的であれば、特に許可無く利用して頂いて構いません。その場合は、上記論文を適切な形で引用してもらえればそれで結構です。研究倫理委員会等に提出する書類上、どうしてもサインが必要な場合はメールで連絡して下さい。出来るだけ迅速に対応致します。

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