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2024年7月29日月曜日

桜島の噴火

 今日、桜島が噴火したらしいが、噴煙が上がったのは火口上2000メートルであった。

以前、学生と一緒に桜島の住民を対象としたインタビュー調査を行ったことがあるが、その時も桜島が噴火し、噴煙は5000メートルまで上がった。

教員としてはすぐに避難を考えるぐらい動揺したが、地元の人はまったく動じず、晴天なのに周りが見えなくなるぐらい灰が降ってきている状況であるのに、玄関ではなく庭先でインタビューを受けようとする方がいて、困ってしまった。

災害における正常バイアスについて研究するのに、桜島は良いフィールドだと思うのだが、自分一人だとなかなか腰が重いので、どなたか一緒に研究したい人いないですかねぇ。。。

2024年7月18日木曜日

X(旧Twitter)でも論文のことがアナウンスされました

先日、投稿した論文が発行されたことを述べたが、X(旧Twitter)でも、ジャーナルのアカウントで論文についてアナウンスされたのでリンクを貼っておきます。


https://x.com/JAL_MDPI/status/1813522359581851766


仕事が早いですよね。この雑誌というか、出版社(MDPI)については、いろいろと問題があることは理解した上で投稿してみたのですが、査読もしっかりしてくれましたし、アクセプト後の原稿の編集もしっかりしてくれたので、印象としてはかなり良いものでした。

特に、とにかく仕事が早いので、出版を急ぐ人にとってはありがたい存在だと思いました。

おおまかな査読内容や投稿・出版に関する経緯などは、また時間があるときにブログに書きたいと思います。


2024年7月16日火曜日

日本語版 Brief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の作成と信頼性・妥当性に関する研究について

本日、日本語版 Brief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の作成と信頼性・妥当性に関する研究論文が発行されました。


Abe, K. & Tomiyama, K. (2024). Development of a Japanese Version of the Brief Ageing Perceptions Questionnaire and Its Validity and Reliability. Journal of Ageing and Longevity, 4(3), 200-208.

https://www.mdpi.com/2673-9259/4/3/14


【本研究について】

これまで、わが国ではエイジズム(年齢による偏見やステレオタイプ)を測定する尺度として、Fraboniエイジズム尺度が使用されることが多かったのですが、高齢者自身のエイジズムを測定する尺度は少なく、信頼性と妥当性のある尺度の開発が求められていました。そこで本研究では、高齢者自身に対するエイジズム尺度の中でも、もっとも発展可能性があると言われているBrief Ageing Perceptions Questionnaire (B-APQ)の日本語版を作成し、その信頼性と妥当性を確認することができました。海外では英語圏以外でもB-APQを用いた研究が報告されつつあり、この日本語版B-APQを用いて研究を進めることによって、高齢者自身のエイジズム、そしてそれがウェルビーイングにどのような影響を与えているか、国内だけでなく国際比較を視野に入れた研究に発展することが期待されます。


【尺度について】

日本語版の尺度項目は、論文のSupplementary Materialとして上記ウェブページからダウンロード可能です。


【著作権について】

こちらの尺度は、著作権は放棄しませんが、研究・教育目的であれば、特に許可無く利用して頂いて構いません。その場合は、上記論文を適切な形で引用してもらえればそれで結構です。研究倫理委員会等に提出する書類上、どうしてもサインが必要な場合はメールで連絡して下さい。出来るだけ迅速に対応致します。

2024年7月6日土曜日

デスクリジェクト(エディターキック)

論文を投稿したとき、査読に回る前に編集者・編集委員がリジェクトをすることをデスクリジェクトとかエディターキックと言うのだが、昨日、1日で2回エディターキックのメールを頂いた。

もちろん、別の論文のことなのだが、1つは5月中旬に投稿した論文Aで、約1ヶ月半かけて、デスクリジェクト。

もう1つの論文Bは、投稿から2日でデスクリジェクトされたもので、たまたま同じ日にメールを頂くことになった。

心理的には出してすぐにデスクリジェクトしてもらった方が、切り替えできるので大変ありがたい。1ヶ月半かかった方は、査読に回ったものとして考えていたため、まだ切り替えができていない。あの雑誌に内容的にもクオリティ的にもぴったりだと思っていたのだが、自分の力不足なのだろう。

原稿の様式に不備があるとデスクリジェクトされる可能性が高まるので、次はできるだけ不備をなくして再投稿したいと思う。学生相手には、原稿をちゃんと整えるよう指導しているし、自分でも気をつけているつもりではあるが、まだまだ不十分なところがあるのだろう。自分の中の「これくらいでいいでしょ」という考えが甘かったことをちゃんと認識し、次に向けて頑張りたいと思う。

他の投稿中論文も心配になってきたなぁ。。。連絡が無いけど、査読に回っているんだったら教えて欲しいなぁ。。。