ラベル

2018年11月12日月曜日

過去の卒論タイトル

前任校での卒論タイトルのうち、いくつかをリスト化したので書いておきます。ゼミ選択の際の参考になれば幸いです。

生涯発達心理学関係
l  兵庫県三木市緑が丘における高齢者閉じこもりに関連する研究
l  兵庫県朝来市の高齢者におけるこころの病と社会参加に関する研究
l  玩具選択における家族機能と社会関係に関する発達心理学的研究
l  大学生が思春期に感じた両親との関係性~現在になってから感じている両親との関係性の違い~
l  回想を用いた大学生における小学校の教師に対する信頼感と理想的教師像について~教師志望の有無による差異に着目して~
l  過去の学生時代のいじめ経験に関する心理学的研究~いじめの捉え方、自尊感情、自己効力感、多年にわたるいじめの経験との関係~
l  小学生のいじめに対する態度と同調圧力の関連性

臨床心理学関係
l  大学生のポジティブ志向がレジリエンスに与える影響
l  青年期における反すう思考が抑うつに与える影響に関する多面的研究
l  Post-traumatic Growthを促す要因に関する探索的研究
l  視覚障害者に対する大学生の関わり方と規範意識
l  泣くことによって生じる心理的変化の研究
l  対人関係~大学生における友人関係と孤独感および他者意識との関連について~
l  家族関係が与える友人関係の変化
l  対人関係の構築プロセスと緊張について
l  大学生のポジティブ・イベントが生活満足感に与える影響

社会心理学関係
l  青年期におけるコミュニケーションとボディランゲージの効果
l  大学生におけるライトオタクの実態と関連要因の研究
l  初対面時における笑い・ユーモア効果の研究
l  大学生の信頼感に顔の表情が与える影響
l  大学生のSNSによる対面及び非対面コミュニケーションへの影響に関する研究
l  コミュニケーションおよびパーソナリティ要因が集団主義に及ぼす影響

2018年10月23日火曜日

授業の様子について

大学での授業がどのような感じで進行しているのか、公開されている部分だけではわかりにくいところもあると思いますので、最近の授業の様子を写真に取ってきました。


この授業は「健康心理学」の授業です。
この時間は健康のリスク要因について考えるために、オッズ比について論文から学ぶことを目的としたものです。

このグループが読んでいる論文は、Salter et al.(2003) Development of sexually abusive behaviour in sexually victimised males: a longitudinal study. Lancet, 361, 471-476. という論文です。

Lancetという雑誌は医学系雑誌なのですが、心理系の雑誌から見ると、歯が立たないぐらいランクが上の雑誌ですし、その中でもこの論文はかなり多くの研究者に引用されている論文です。

この論文の中から、オッズ比について書いてある結果を見つけ、他のグループにわかりやすくプレゼンする、ということをしています。


今回はかなり短時間でのグループワークでしたが、このような表を作ってプレゼンしています。もちろん、細かいことをいうとまだまだ十分ではないかもしれませんが、時間内にもともと表がなかった論文から数値を拾い上げて、オッズ比が高い順に並び替えた表を作ったのは、褒めてあげて良いところだと思います。

簡単にこの論文の内容を紹介すると、児童期に性的虐待を受けた経験のある者のうち、大人になって加害者となってしまう者はどんな背景を持っているのか?を調べたもので、それらのリスク要因(危険因子)を突き止めることで、次の虐待を防止するための方法につなげよう、とするものです。

英語力も必要だし、統計も理解しておく必要があるし、人前でプレゼンする力も必要な授業なのですが、3,4年生対象の授業なので、あまり詰め込まず、ゆっくりと理解することを目的に授業進行しています。


2018年10月17日水曜日

WarpPLS

このSEMのソフトも使ったことないなぁ。
日本語で使っている人も見つけられない。もっと探せばいいのかもしれないけど。
非線形とか非正規分布をSEMで分析しようとする人は増えると思うので、
誰かマニュアル作って欲しいなぁ。

ちなみにお値段は1年で95ドル。
こういう期限付きで売るタイプが最近増えてきましたね。
そういう時代なのかなぁ。
http://www.scriptwarp.com/warppls/

2018年9月28日金曜日

Cognitive Training for Ethnic Minority Older Adults

Gerontologistの9月号に載ってる論文だけど、日本でも誰かこの研究しないかなぁ。

自分は認知トレーニングの専門家じゃないから多分しないと思うけど。

この研究ではあれだけ多様化しているアメリカでも白人以外で認知リハの報告が少ないことが報告されている。

でも、日本だと高齢化した在日アジア人を対象とした認知リハの研究は、もっともっと少ないんじゃないかな。

アメリカでも十分には出来てないことだから、日本で満足いくレベルで出来るかどうかわからないけど、母国語に応じた認知リハを提供できると理想的なんだろうなぁ。この分野に関心がある留学生が増えるといいんだけど。

Cognitive Training for Ethnic Minority Older Adults in the United States: A Review

The Gerontologist, Volume 58, Issue 5, 14 September 2018, Pages e311–e324,

https://doi.org/10.1093/geront/gnw260

2018年9月26日水曜日

桜島に少し詳しくなった気がします

先月と今月は仕事のために、連続で桜島に渡ることがありましたので、
少し桜島に詳しくなった気がします。
特に地理感覚はだいぶ掴めてきましたので、もう少し継続して訪問するとかなり理解が進む気がします。

まだ鹿児島に来て1年半なのに、地域と密着した仕事をさせて頂くのは本当にありがたいですし、まだまだ続けていきたいと思います。

2018年8月22日水曜日

鹿児島大学のここがオススメという点

先日のオープンキャンパスで、「鹿児島大学のここがオススメという点はありますか?」と聞かれ、オフィシャルなことはその場で回答したのですが、それ以外にもオススメな点があります。

あまり大きな声でいうのも良くないと思うのですが、鹿児島大学の郡元キャンパスはかなり立地が良いです。鹿児島中央駅から市電に乗って8分程度なのですが、歩いても20〜25分ぐらいで着きます。
自分自身、郊外の大学、郊外の大学院、最初の職場も郊外、次の職場も郊外だったので、一生郊外にいるんだろうなぁと考えていたのですが、街の中心部の大学に移ってきてしまいました。やはり街の中心部は便利だと思います。

学生にとっては、アルバイトもしやすく、就職活動もほぼ街の中心部で行うため、移動費を抑える事ができるでしょうし、教育・研究活動でも行政や企業とのコラボレーションがしやすい環境にあります。

ただ、誘惑も多いので、そこは注意しておかなければいけません。最近の学生は飲み会などをあまり頻繁に行わない傾向にあるので大丈夫だとは思うのですが。

以上、鹿児島大学のここがオススメな点(その他)でした。

2018年7月19日木曜日

統計関係のセミナー

さっき来たメールのタイトルがこれ↓

1日で身につく!(註 ソフトウェア名が入る)セミナー 7月-9月開催予定 ◆ 基本操作/医療統計/傾向スコア分析/パネルデータ/メタ分析/マルチレベル分析/SEM

一日でこれを全部身につけられるなんて、なんてコスパが良いセミナーなんだ!と思って、調べてみたのだが、基本統計で1日、医療統計で1日、というようにそれぞれ1日かかるセミナーだった。

そりゃそうだよね。。。

今までこういったセミナーには行ったことがないのだが、就職してから統計をまとめて勉強する機会があまりないので、近くで開催されるのであれば参加を検討してみたい。
今回は東京なのでパス!ですが。

2018年6月22日金曜日

アメリアって使ってます?

大学院の授業で欠損値処理について扱ったのだが、SPSSだとMissing Valueのオプションを入れていないと実行できないのが現状ですよね。
何かフリーのソフトで使えそうなのがないかなぁ、と思って探してたら、アメリアというソフトが見つかりました。

https://gking.harvard.edu/Amelia

多重代入に対応しているので、Rさえインストールしている環境ならそこそこユーザーがいそうな感じがしますけど、日本語では情報が少ないようです。
心理の人で使っている人はあまりいないのかなぁ。。。
欠損値処理って大事なトピックだと思うんで、また情報を探していきたいと思います。

2018年4月30日月曜日

訃報 藤田綾子先生

大阪大学名誉教授の藤田綾子先生が亡くなられたという報に接しました。
藤田先生は2003年に大阪大学に赴任され、私が日本学術振興会特別研究員として席を置いていた2年間、ご一緒する事ができました。
阪大での思い出としては、いつもお優しい先生で、研究室で紅茶を淹れて頂き、いろんなことをお話したことを思い出します。学生一人ひとりの研究進捗状況とともに、悩んでいる学生がいたらその学生のことを親身になって心配し、自宅まで訪問されたことが記憶に残っています。
藤田先生は以前、関西国際大学(関西女学院短期大学)で教鞭をとっておられたことがあり、その後、私が関西国際大学に着任した際、何かあれば相談にのると力強い言葉を頂いたことがあります。
立場によって感じ方は違うかと思いますが、私にとって藤田先生は心強い指導教官でもあり、芯が通っている上司でもありました。
まだまだご指導を頂きたかったのに、残念でなりません。

最後になりますが心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2018年4月20日金曜日

桜島ナイトウォーク2018について

何名かをお誘いしていますが、
桜島ナイトウォークの詳細については、以下をご参照下さい。

https://sakurajima-night-walk.jimdo.com/

基本的に現地集合、現地解散しますので、午後8時半ぐらいまでには現地に集合しておいてください。受付近くをうろうろしていますので、見かけたら声をかけて下さい。
体力的に心配な方は、タクシー代を余分に持ってくることをおすすめします。
といってもタクシーが深夜の桜島で掴まえることができるかどうかわかりませんが。。。

水分・飴などは運営側がある程度準備してくれていますので、荷物が重くなるのが嫌な場合は、補給地点で集中して採るのでも大丈夫だと思います。
私は昨年度ペットボトルでドリンクを持って行きましたが、ほとんど飲まずにゴールしてしまい、単に荷物になっただけでした。

なお、雨でもこのイベント自体は行われますが、私は土砂降りの中歩き通す自信がないので、雨が強い場合は参加を見合わせます。参加はあくまでも任意ですので、各自自分の体力と相談してご判断下さい。

以上



2018年4月13日金曜日

1年ぶりにテレビが復活

昨年度の1年間は自宅でテレビとネットがない生活をしていたのですが、最近やっとテレビとネットを導入しました。
でも、結局見ている番組は、フジテレビONEのラーメン紹介番組ばかりです。。。
しっかりと予習して、盆正月や学会等で東京に行ったときに食べ歩きたいと思います。

2018年4月5日木曜日

採択されてました

科研費採択されていたようです。
事務局から直接連絡があるかなと思っていたのですが、その連絡はなく、
採択課題一覧を見て知る、という状況でした。

さて、研究もがんばります。

2018年4月2日月曜日

科研の採否

科研の採否が確認出来るようになっているが、現在パソコンからネットに繋がらない状況なので、スマホでは一応みたのだが確信が持てない。
スマホだともしかすると下の方に補欠とか、仮の画面とか書いてあるかもしれない、と思ってあまり信じないようにしている。
もう少し若い人はスマホからのアクセスでも信じられるのかもしれんけど、
モバイル用ウェブで痛い目を見たことがあるジェネレーション的にはなかなか懐疑的な見方がやめられない。

2018年3月26日月曜日

痛みで泣きそうになる

今日、引越のために鉄でできた棚を解体していたんですが、その鉄板が手の中指の爪に落ちてきてしまい、久しぶりに痛みでもがき苦しみました。

机やテーブルの角に足の指をぶつける、なんてことは時々ありますが、
手の爪が割れるぐらいの勢いで重い鉄棚が落ちてきた痛みはそれらの比ではなく、
40歳過ぎているのに泣きそうになりました。

とりあえず完全には爪が割れてはおらず、内出血程度で済みそうです。

軍手をしていなかったこと、複数人での作業をしなかったことなど、
リスク管理が出来ていなかったことを反省しています。

久しぶりに自分の見通しの甘さを痛感した出来事でした。

2018年3月23日金曜日

卒業式

今日は現勤務校の卒業式だが、前勤務校とは大きな違いがある。
前勤務校は卒業式は一大イベントで、教員も卒業生もほぼ全員出席するものであった。
現勤務校では、卒業式そのものより学科やコースでの卒業イベントの方が卒業式っぽくなっており、当日の式は儀式的意味合いが強くなっている気がする。

自分自身でいえば、
大学の卒業式→途中で退出し、友達と飲みに行った。

大学院修士の卒業式・修了式→出席していない。

大学院博士の卒業式・修了式→一応人生最後の卒業式だと思って最後まで出席したが、学部レベルでの修了式の方が卒業イベントらしい感じだった。

まぁいろんな形があってもいいのかな。
ともかく卒業おめでとうございます!

2018年3月1日木曜日

英文校正

某学会発表のために英文校正に出したのだが、もう研究費使い切ってるんだよなぁ。。。
オープンアクセスの雑誌なんて、投稿料が高すぎて投稿できないし。。。
来年度は何とかしないとなぁ。。。

2018年2月23日金曜日

STATAでSEM

自分のデータで試してみたい分析方法があって、STATAのマニュアルを読んでいるのだが、ちょうど近いものがあった。


本年度の日本心理学会で発表したときはMplusで分析したのだが、STATAでも同じことが実行可能らしい。具体的にはロジスティックで使うような二値変数と連続変数を両方とも従属変数として扱い、二値変数はlogitで、連続変数は通常のSEMと同じように推定する、という方法である(このマニュアルに載ってるのはlogitとポワソンなのでちょっと違うけど、combined modelという意味では同じ)。
logitの方はオッズ比が出せるので、臨床的にも結果を報告しやすいのがメリットだと思うし、二値変数と連続変数が混在するのはよくあることなので、使えそうな方法だと思う。

ただ、この方法だとFitが出ないので、今ひとつなんだよなぁ。やっぱり出た方がいいんだけど、分布が違うものを同時に推定しているので、そりゃ普通に考えるとFit計算できないんだろうなぁ。
自分は統計の専門家ではないので、他人任せになってしまうんだけど、近似値でいいので計算して出力してくれる機能を誰か作ってくれないかなぁ。お願いします。

STATAマニュアル

2018年2月15日木曜日

関西国際大での非常勤終了

関西国際大での集中講義も終了。
こちらは3日で15コマ、朝9時から18時までを3日間。
筑波と比べると、やはり慣れ親しんだ場所ということもあり、
精神的な疲れは少なかったと思う。

でも体はしんどいけどね。さすがにね。

2018年2月8日木曜日

個人的メモ:おっきりこみ

※個人的メモです。

先日の非常勤で学生から聞いた、群馬の「おっきりこみ」について興味がわいたので調べてみたが、山梨の「ほうとう」に似ている料理で、大きく違うのはかぼちゃが入っているかどうか、味付けが醤油か味噌か、という点らしい。
今度また東京に行くので、おっきりこみを食べることが出来る店を探してみよう。
さすがに鹿児島とか神戸にはないだろうなぁ。。。

栃木の「しもつかれ」も食べてみたいけど、そっちは多分インパクトがあると思うので、何かのご縁を待ちたいと思う。

2018年2月7日水曜日

2018年度の臨床発達心理学の授業について

2018年度の臨床発達心理学の授業は、本年度の内容を公認心理師対応(健康・医療心理学)のために、若干アップデートしたものになる予定です。

しかし、もともと公認心理師対応を意識して実施している授業内容ですので、本年度から大幅に変わるわけではありません。

こちらの授業も毎回グループワークを含む授業展開をしていますので、何卒ご了承下さい。

ちなみに本年度は学生数がかなり少なかったので、グループワークと言いつつも、先生を含めて雑談をしながらワイワイ進めて行くような感じでした。

学期の途中からは、提案を川柳でまとめて発表させるということをしましたが、当初に比べて、学期の終わり頃になると学生の川柳がかなりセンスが良くなってきた印象があります。

次年度にも期待したいと思います。

2018年度の生涯発達心理学の授業について

来年度の生涯発達心理学の講義は、本年度とは少し違った内容になります。

本年度の授業では、思春期以降を含む、生涯発達の視点からの授業だったのですが、次年度はもう少し老年期に焦点を当てた形での授業を展開する予定です。

また、本年度授業を履修した学生の皆さんはご存じだと思いますが、ほぼすべての回でグループワークおよび発表をしますので、その旨をご了承下さい。

2018年1月28日日曜日

フラフラ

筑波の非常勤終了。
四日間で20コマという超集中コース。最後まで走りきった、、、ような気がする。
疲れすぎて視点が定まらない。
はよ寝よっと。

2018年1月26日金曜日

寒さに絶望

今日は今からつくばに行くのだが、
平均気温が-3.8,-3.9,-3.5と推移していて、
九州人としては絶望しか感じない。