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2025年1月25日土曜日

最大720字以内は厳しい

 来週の月曜日が老年社会科学会の発表申し込み締め切り日なので、今日は報告要旨を作成し、申し込みを行った。

老年社会では数年前から発表申し込み時の様式が変更され、それまでの1ページから720字前後の字数制限が課されるようになった。

この字数制限がキツい。720字はあまりに少なすぎる。この720字以内で倫理委員会から承認を得たことや研究費のことを書くと本文がかなり短くなってしまう(結局今回は研究費のことは書くスペースがなかった。当日の発表ポスターには書く予定)。

もちろん、720字程度にすることで、発表申し込み時のハードルを下げ、発表数を増やしたい気持ちもわかるし、医学系の学会の様式と共通させることでメリットがあるのもわかる。

けどやっぱり厳しい。720字だと結果の欄に数値、例えば(r = .45、p < .001)を二つ三つかくことすら厳しいので「関連があった」とか「影響があった」などの表現しか使えない。それだと要旨集を見たときにどういう分析をしたのか、どういう結果だったのか、理解するのが難しいと思う。

また、学会の要旨集は、次の調査研究のアイデアを練るときに参考にしたり、分析の切り口を探すときにお手本にしたり、同じような研究をしている仲間を探したりする際に使用することもあると思うのだが、上記のような抽象的な結果しか書いていないため、そのような用途で参照することが難しくなっている。

抄録が長すぎると作成する負担が重くなるため、短い方が良いと言う意見もあるだろう。けど、もうちょっと長くても、せめて1000字程度にしてもらえるとだいぶ助かります、ということを思いながら作業をした1日であった。

2025年1月13日月曜日

印刷中だったBSFC-sの論文が刊行されたとのこと

印刷中だった論文のページ数が決定しました。

Abe, K. (2024). Validation of the Japanese version of the Burden Scale for Family Caregivers short form. Asian Journal of Gerontology and Geriatrics, 19, 51-55.

https://doi.org/10.12809/ajgg-2024-677-oa

2025年1月3日金曜日

新年のあいさつと2024年のまとめ


 あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。今年も何卒よろしくお願い致します。

さて、年度末にするかどうか迷いましたが、良い機会ですので2024年のまとめをしたいと思います。記憶が定かでなかったり違っている箇所もあるかと思いますが、個人ブログ内での記載ですので、大目に見てあげてもらえれば助かります。


2024年1月~3月

自分の子どもの受験が重なったため、大学入試関係はほとんどコミットすることがなく、申し訳なかった。自分としては教務より入試関係の仕事の方が好き、というか向いていると思うので機会があればまた役目を果たしたいと思う。

子どもの大学受験は、自分がこういう仕事をしているとは言え、いろんなステージを見せてくれてありがたかった。世の中にはいろんな受験生がおり、いろんな親がいる、ということをしみじみ感じた。


2024年4月~6月

これまで子どもの塾の送迎、部活の送迎、体調が悪いときは高校の近くまで車で送る、などを行ってきたが、次男だけになるとこれらの回数が大幅に減った。そこで久しぶりに論文を書いてみようと思い立ち、4月下旬から土日に論文を書く生活を始めた。

正確には覚えていないが、この時期は約2週間に1本のペースで執筆、英文校正、投稿までを行っていた。そのペースを続けることが出来れば、おそらく科研費Cをもらっている研究者の中では、かなりコスパが良い研究者となれると思うが、要修正点をかなりの長文で指摘されたリジェクトを複数もらってしまい、最後の方は新規投稿する気になれなくなってしまった。年が明けた今(2025年1月)になっても、この長文の指摘をもらった論文数本は修正が終わらず、他雑誌への再投稿に至っていない。


2024年7月~9月

2024年は学会に行かず、論文執筆に集中しようと思っていたが、リジェクトが重なり、自分の知識不足を感じたため、この時期に開催される学会のいくつかに参加してみることにした。日本心理学会と認知・行動療法学会ワークショップに参加し、刺激をもらったが、論文執筆のヒントとしてはもう少し幅広く研究を知る必要があるように思った。来年度はちゃんとGSA(アメリカ老年学会)に参加したいと思う。

リジェクトにならなかった論文のうち、いくつかは審査が終わり、アクセプト通知をもらうようになった。興味深かったのが、台湾の雑誌と香港の雑誌の違いである。台湾の雑誌は編集委員会とのやり取りが早く、こちらの要望もすぐに汲んでもらえたのだが、論文が受理された後の出版社とのやり取りがなかなか進まなかった。一方、香港の雑誌は編集委員会とのやり取りがなかなか進まなかったが、一旦受理された後の出版社とのやり取りは非常にスムーズで仕事がしやすかった。N=1なので、単なる感想に過ぎないのだが、これから論文を投稿する方にとって何らかの参考となれば幸いである。


2024年10月~12月

卒論にかかりっきりになっている時期で、毎年同じである。12/20の提出日が大晦日のようなもので、それが終わったら灰になって燃え尽きてしまった。

今年度は10月と11月に法文棟のエアコンの故障が続き、暑さ寒さの寒暖差がある日の自室の気温コントロールが出来ず、自律神経が何か調子悪いなぁ、という日が続いてしまった。12月に入る直前にエアコンの修理がやっと終わったため、卒論のピーク時にはなんとか自律神経を整える事が出来た。復活後は、例年よりも卒論の草稿を丁寧に読んで指摘することが出来たように思う。もう少し早めに修正作業に入ることが出来ればとは思うが、次年度への課題としたい。